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Concurrent Session for Teachers!

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2017/5/1Break-out Session for Teachers「しあわせなこどもたち」:GW親子で創作ワークショップを開催する前に、実は花まるグループ社員向けのセッションを開催していました!そのキロクです。

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先日のオランダ教育の取材報告もいいかなとも思ったのですが、ART×Educationをテーマに、ARTのとびら活動内容の全貌をふまえた上で、創作WSを体験してもらう時間としました。

(他にも当日は多くの社員によるセッションが同時開催。その名も深堀りセッション2017.「旅する読書」「マーケティングにおける数字」「今日から使える生き物の気付き方」「敵か味方か?英語について」「花まるが公立小で何を行っているのか」「ロジカルのロジカルシンキング」…などなど。特定の分野を深く研究している社員の知見を共有、体験して切磋琢磨、刺激しあう社内研修の一環として開催したもの)

Rinのルーツまで明らかになっている瞬間↑Artist活動の内容や、

それらがどう教育の現場とつながっていったのか、

そして、ARTの現場で、何を大切にしているのか。

創作しているときに、子どもたちの中で何が起こっているのか。

「じゆうに」の本当の意味とは何か。

表現者にとって、作品とは、いったい何を意味するのか。

保護者と、子どもたちの間に、結果、何が起こったのか。

「自分の人生を生きる」とは、いったいどういうことなのか。

わたしが日々感じて、考えていることを語りつくして(いえ、全ては語りつくせませんが)

創作WSタイムへ。

対話する時間。

結果、この笑顔でした◎

まあうちの社員たちのかわいいことといったら!(親馬鹿)※全ての写真は2コマめに参加したみなさんのみです!もっと撮ればよかった!

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「Rinさんと触れ合うと’そのままでいいんだよ’’あなたは何がしたいの’と言われているようで心がホッとし、自問自答がはじまります。お話をするたび余計なものがそぎ落とされてより自分らしく時を過ごせるようになっていくのを感じます。いつもありがとうございます。」

「リーダーとしての今の私の立場にも重ねて考えられるものだと感じました。自分と対話して行動していくことは、部下にも作ってもらいたい時間。自分を表現することができる場所。大人として輝くことができる環境をつくってあげられるかは、私の仕事でもあると感じました。もちろん、現場で子どもたちに伝えていく子とも忘れずに。ありがとうございました。」

「自分のやりたいように感じたままに手を動かし続けられることがこんなに嬉しいことなのだなあと実感しました。こんなに、声をかけられない、手を出されない、評価されないということが気持ちのいいものなのか、と知ることができました。」

「正解のない世界で自分を信じる、子どもを前にして伝えたいことはこれだと思います。そのためには、自分らしくあることを認められる場をつくり続けることが、私のやるべきことだと感じました。ありがとうございました」

「生きることは常に自分との対話なのだと新ためて感じました。自分との対話の積み重ねの中から自分を知り、そこから自分の人生を生きることにつながっていくんですね…。」

「わたしは創作が苦手で、図工の時間はまったく手が動かないような子供でした。それは、うまく出来なければいけないとどこかで思っていたからだと思います。しかし今回自由に作品を創ってみて、創り出すって楽しい!と思うことができました。色を選ぶこと、色を塗るときの力の入れ方など、自分自身にしか分からない問いかけを何度もしました。…」

「わたしは芸術のセンスがないのでARTとは程遠い存在であると思っていましたが、もっと広い意味でのARTを楽しめる人間になりたいと感じました。そしてそれを子どもたちに伝えてまいります。本日はありがとうございました。」

「今までARTに前向きになれなかった理由が今わかりました。今まで、上手に描かなければいけないということだけを考え、’自由に’という発想がなかったからです。久しぶりに作品を創った時、こんなにも素直に自分の世界にはいることができるということに気付くことができ、とてもうれしかったです。大切なことに気付くことができました。ありがとうございました」

「芸術と教育が、どうつながっていくのかということがよくわかりました」(全て抜粋)他にもたくさんのファンレターいただきました。ありがとうございました。

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最後になりましたがこのような機会を頂きありがとう&企画運営スタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした!これからも子どもたちの教育について、真正面から真面目に考え続ける熱い集団でありたいですね。

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| 幼児教育・ART教育 | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
オランダの小学校へ。

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次に訪れたのは、都市圏に近い南ホランド州にある小学校です。

オランダでは、60年代後半から一斉授業ではない形の教育が多く取り入れられ発展してきています。イエナプラン、モンテッソーリ、シュタイナーなど、オルタナティブ教育と言われるその教育思想を、学校ごとに取り入れて教育が行われています。校区はなく、保護者は自由に学校を選択します。オランダの小学校へ

10年前に新設された活気ある小学校。

ホールに入ると子どもたちのコラージュ作品と、

掛け算階段に出迎えられました。「どこかに間違いがあるよ、と子どもたちに言うの」「えっそうなんですか?」「ないわよ、でもそうしたらじっとよく見るでしょう」と大笑いされました。まんまと引っかかる私…。

案内してくれたのはAndrea先生。明るく熱意ある方で、週に2回担任をし、それ以外はその他の業務を請け負っているそう。今回はインタビュー形式でお伝えしていきます。

ここは小学校ですが、同じ建物に0歳児からの保育施設も、放課後や早朝にあずかる学童スペースも、併設されています。先生曰く「お母さんたちがいろいろな場所に送り迎えをしたり、兄弟で別々の対応をしなくてもいいことが大事ですからね」とのこと。同様に、放課後の「クッキング」「演劇」「造形」「体操」など、さまざまな専門のクラスを、学校内で子どもたちが選択できるようにしています。

ちょうどお昼寝タイムで、起きている子もまったり。隣のお昼寝部屋では、ベビーベットのような柵の中でぐっすり。

「ここはトイレとおむつ替えスペースです。大きい子が一人で登ってくれると保育者の腰を痛めないから階段付きです」確かに、オランダ人は体格がでかいから、お互い大変そう、とミニ階段に納得。

「ここは就学前の子供たちが、オランダ語の習得をするための場所です」と案内されたのは「buitenschoolse opvang:学童保育」と書かれた部屋。オランダ人家庭ではない子どもたちの場合、家庭では別言語しか話さない場合があり、その対応とのこと。

中では子どもたちが活動中。どこの教室もそうですが、目的別のいくつかのスペースがあります。

この靴の絵は何かというと、

オランダ語で靴にまつわる言葉(靴ひも、レザー、歩く、履く…など)を覚えていくために制作しながら学んだということ。↑靴についての本

他にも、花のコラージュ作品のときは、花、茎、咲く、種、植える…などのオランダ語を学んでいくことを目的にしているそう。

学校中のいたるところに、

子どもたちの作品が展示されていて、ひとつひとつのテーマに教育的意味が隠されていることに気がつきます。制作や絵画を、図工や美術といった枠組だけでとらえていないことを感じます。作ることを通して学ぶ、ということが当たり前になっているのだなということが伝わってきました。

group2の教室(5-6歳児クラス)

まだ出来上がっていない場合、続きは戻ってきてやればいいので、

どのクラスも、作りかけのものがそのままに置いてあって、子どもたちは休み時間へ。

ここでもありました。スケジュールボード。「朝先生がやることカードの下に、子どもたちの名前を置いていきます。子どもたちはそれをみて、なるほど、僕は読書か、私は工作か、とやるべきことがわかります。それが終わったら、子どもたちは自分でやりたいことを決めてもいいことになります。やりたいことがあっても、やるべきこともやらなくっちゃいけないことを知らなくてはいけませんからね」と先生。個々のスケジュールボードは、形は違いますが先週訪ねたダルトン教育の小学校にも。

「これは一対一対応が必要な、ダウン症の生徒のものです。別になっています。これがあれば、本人も周りの子も何が必要かわかりますからね」

ここでも、今日の全員のスケジュールが絵でわかりやすく配置されていました。Englishというマークが見えます。この小学校では、英語教育も初等教育のうちから少しずつ取り入れているとのこと。オランダの義務教育は5歳から16歳までの12年間。初等教育は12歳までの8年間(4歳から入学可)。

各部屋にひとつ、必ずある読書スペース。椅子と本棚がセットになっています。教室入口前にある場合も、教室の隅にある場合も。

と、子どもたちが出てきてみんなで同じ黄色のバッグを背負い始めました。どこへ行くのか見ていると…

図書室でした。

「明るく開放的ですね」「子どもたちが楽しいと思える空間が大切ですからね」

見るとここでも、検索しやすくデザインされた表示が至る所に貼ってあります。

先ほどの子どもたちは、一列に並んで司書のおじさんに本を借りる手続きをしていました。

「読む、ということで言うと…」と見せてくれたのは廊下にずらーーっと並ぶ本の箱たち。「これは読み物(物語、小説)が難易度別になっていて、年齢よりもずっと先の本をもっと読みたい場合も、遡りたい場合もできるように配慮しています」なんて素敵!子どもの頃のわたしなら大喜びです。

続いて、group3(小学1年生)以降のクラスへ。「ここで初めて子どもたちは自分の机を持ち、いわゆる学問がスタートしていくときです」

教室前のテーブルに置いてあるものに気をとられていると、

「それは実物をまなぶために置いてあります」とのこと。物の名前が絵で描かれたものを指して、「この学習のために実物を置いています」なるほど、本当のものをちゃんと五感で知ることの重要性。

この教室では、このような表がありました。wat doe ik(何をすべきか)とそのwat leer ik(学ぶ内容)について、数字や書き取りなどのカテゴリごとに一覧化されています。「子どもたちはこれを見て、何をすべきか、その内容がなんなのか、自分は理解したのかどうか、について確認します」どの学年でも「自分がなすべきことは何なのか」ということについてしっかりと意識させることが仕組みとしてなされていること、自律と自立を促す姿勢を感じます。

group1(4-5歳児)では映像を見ていました。

隣では隠されたイースターエッグを探すゲーム中。「話してはいけない、ということをゲームの中で学んでいます」と先生。

教室にある紙芝居ボード。「これは子どもたち一人一人が絵に描いて発表をするためのものです。大きくなった時にはパワーポイントをつかったりしてプレゼンテーションをする、そのずっと手前の練習です」

廊下のスペースにはパソコンが置かれていて、使い方を学ぶ年長の子どもたちの姿も。引退した元教師のボランティアさんが教えてくれているそうです。

北部の小学校でもそうでしたが、どのクラスにも大画面があり、子どもニュースを見る際や、子どもたちのプレゼン(YouTubeなど)の際にも、また先生のパソコン画面を映し出す役割(黒板として)を担うなど、頻繁に活用されていました。「手前のテーブルは何かわかりますか?先生の机ではないのですよ」とAndoreaさん。

「あれは子どもたちを呼んで、指導するための机です。例えば一斉で教えた後に、それぞれの学習に入ります。先生は数人を呼び、さらにチャレンジングな課題を伝えます。また別の数人を呼び、今度はさらにフォローをしたりアドバイスを与えるのです」「どの子がどのような状態かが、先生はすぐにわかりますものね」

2FにあるBSと書かれたこの場所は、buitenschoolse(課外)のことで、学童のような役割をもつ場所です。

子どもたちの作品以外に、

なぜかロシア語が書かれていたので理由を尋ねると、「それは学習が簡単すぎると感じる子たちのための、さらなる課題として与えています。自分だけでロシア語を学ぶ、ということを課すことで、困難さ、挑戦する経験を与えることができます」とのこと。ほかにチェスなどもありましたが、ちょうど今ロシア出身の先生がいたことで、そうしたそう。どの子にもその子に応じた課題を、というのはここでもやはり貫かれていました。

1Fエントラスの一角に、大人のための本棚スペースがあり、ここは保護者がいつでも貸し借りできる本棚だそう。「日本にもありますか?」「はい、駅などにあります(根津駅に笑)」「子どもたちが本を読むようになるには、まず大人たちが読書する姿を見せるべきですからね」「本当にその通りですね」

「面白いことに、子どもたちが「大人だけこの貸し借り本棚があるのはずるい」と言い出したんです。彼らは図書室があるのにね笑」子どもたちと先生との交渉の結果、ちょうど反対側の一角に、’子どもたちのための’貸し借り本棚ができあがったそうです。

この辺りにはほかに2校が隣接していました。

カソリック系イスラム系と、学校ごとに特色はあるようですが「わたしたちは宗教や文化に関わらずオープンであることを主張しています」とのこと。「彼らが大人になった時、同じ宗教ではないからと言って排除したり、最初から偏見を持つのではないということを大切に考えています」この小学校が人気校で、ウェイティングリストもあるということが、Andreaさんの熱意と、学校中にいるスタッフ(図書館員さん、掃除のスタッフ、ボランティアさん)全ての方の、明るく風通しのいい雰囲気からもよく感じられました。

オランダの2か所の小学校を訪問して感じたこと。それは、社会や生活の中にこそ学びがあることを軸に、遊びや創作の中にも教育的観点が貫かれているということ、そして、どの子にもその子なりの学びのペースを大切にし(それは彼らを信じるということと同義)、社会人として将来活躍していくことを見据えた視点で、選択の自由とそれに伴う責任が同時に発生することを伝え、先生たちの目が、いつも彼らの自立にむかっているということでした。(ブログでは載せきれない報告は、日本にて報告会を開催予定です)

Dank je wel voor mij verwelkomde vriendelijk! 

最後になりましたが、快くお手伝いいただいた現地のyumikoさん、keikoさん、本当にありがとうございました。

▶オランダ小学校レポートオランダ北部の小学校訪問4-5歳児クラスMore子どもたちと創作編

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オランダの小学校へはこちら。▶小さなアーティストのための創作クラス:Atelier for KIDSはこちら。

金曜日の午前中、group1,2(4~6歳児クラス)で、創作の時間をさせてもらいました。やりたい!と手をあげてくれた子どもたちは、絵の具を取り出すわたしに「わたしはブルー」「ぼくは赤」と伝えてきて、早くもワクワクを抑えきれない様子。Atelier for KIDs in Netherlandsのスタートです。

教室の隣の小さな体育館を使わせてもらったのですが、なぜかテーブルの下で絵の具を触るこどもたち。

「机、どかすよ〜」という私↑笑

創作のテーマに選んだのは折り染めです。日本でもオランダでも、子どもたちの反応は同じ。「Beautiful!」を連発するわたしに、子どもたちも真似をして一色つけるたびに「Beautiful!」とため息とともに出来を見せてくれます。

この素材テーマには、美しさだけではない教育的な意味合いが色濃く隠されていて、子どもたちと発見しながら、ことばでも伝えたいことがたくさん。ですがこの年齢の子どもたちは、まだオランダ語のみしか理解しない子が多く、「Beautiful!」という新しい英語のことばとともに、体験し味わいつくしました。(小学校ではオランダ語の音読学習が徹底され、外国語学習は初歩のみ。しかし、中学生以降では外国語の原書を読破することが義務づけられる。多くの国民が3ヶ国語を話し、英語の成績は、TOEFLスコアで世界一位。)

どの学年のクラスでも、子どもたちに「英語でお話しできる?」と聞くたびに「他に何語ならいい?」と聞き返されます。「私のお母さんは○○という国からきて、英語をしゃべるから、私もわかるよ」など、できる範囲で通訳もかってでてくれます。

滞在先の中学生の男の子も、英語、ドイツ語、フランス語、と母国語以外に3つの言語の試験が今週あると、父親と熱心に勉強をしていました。中学生になると、小学生とは比較にならないくらいハードな学習課題が課されるのだなと感じました。

校長先生が仰っていた、「中学生になったら、自己責任において学んでいくことが急に課されるから、今のうちに自律する気持ちを育てるようにしています」の意味が腑に落ちました。しかし逆にいうと、学ぶ姿勢と自己肯定感をしっかりと育んでいることで、その後のハードな課題にも、いちばん大切な学ぶ意欲が阻害されないということなのでしょう。

できあがった作品を並べて乾かしていると、これは?と折り紙を指差す子どもたち。

先日高学年のクラスでやってみせた切り紙「折って切って開く」を見せてあげようとするまえから、折り紙の入れ物に書いてあるインストラクションをじっと見て、自分で折ろうと試みる子どもたち。6年生と同じ行動だなあと思う私。学びたい知りたいやってみたいという動機を、すぐその場で消化していく。そしてそれをいつも奨励されているのでしょう。何かを学びたいと思った瞬間が一番伸びるとき。当たり前の事が、大切に守られていることの心地よさを感じます。

切り紙。ひとつ制作するとどんどん試してみたがるのも、日本の子どもたちと同じ。

出来上がっていく作品たち。

最後に影絵も楽しみました。

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次の日。体育館にはインストラクターがやってきて、子どもたちは体操の時間がありました。

体操服、という概念がなく、みんな服を脱いで下着だけになって次々と飛び出していきます。笑

見ていると、学習と同じサイクルでの指導が行われていました。最初に身体を使ってゲーム、次に、先生が3つの種類の運動テーマをやってみせ、子どもたちを同じく3つのグループにわけた後、同時に活動開始。

そして、時々名前を呼ばれた子は、特別な課題(ケンケンだけでここからここまで何歩で跳んでみて、など)が与えられて、チェックしてもらう、という流れです。先生は子どもたちの様子に応じて、課題の内容を変えたりアドバイスをしたり。ここでも、個々の能力に応じたコーチングが主流の渡し方です。

この日は夏時間に変わり、時計が一時間早まりました。家族中で間違えたのか、遅刻する子も。笑

子どもたちみんなで、イースターの飾りつけ工作タイムもありました。学校全体がこのテーマで色々な角度から学んでゆくのだそう。

さらにその日誕生日を迎える子がひとりいたので、先生が王冠を制作。

わたしも手伝って、作りました↑

帰るまえ、輪になって話す時間では、5か国語で(!)振り付きで、ハッピーバースデイのうたをみんなで歌いました。机に乗っている主役は、みんなのうたを笑顔で聴き、そのあとひとりひとりが前に来てお祝いの握手をし、王様のようにふるまいながらニコニコとみんなに分けてあげるチーズとハムをあげていました。

Lukaが5歳になったよ!↑と一日書かれていました◎

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オランダの教育で特徴的なのは、一斎授業形式の授業がほとんどないこと。校区はなく、地域の子どもはそれぞれ別の学校に通い、親が子供にあった学校を選びますが、その教育の選択肢は本当に多様といえます。授業料は大学まで無料で、社会福祉制度が整っている国。PISAテストでも上位に入ります。

教育の自由が確立し、教育内容・方法面での自由競争が認められている上、国から資金面の保障もあるため、世界中の先端の教育方法を取り入れやすくなっていることも、独自に速いスピードで、本質的にいい教育という目的にむかっていきやすいということがあるのでしょう。

今回訪問した学校は、オランダ北部フリースラント州にあるダルトン教育の小学校でしたが、この後さらに南下し首都圏に近い場所で、別の小学校を視察させていただく予定です。

この旅の続きは、またここで。

(ブログでは載せきれない報告は、場を改めて報告会を開催予定です)

▶オランダ小学校レポート◆4-5歳児クラスMore子どもたちと創作編 南部の小学校訪問編

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オランダでは、60年代後半から一斉授業ではない形の教育が多く取り入れられ発展してきています。イエナプラン、モンテッソーリ、シュタイナーなど、オルタナティブ教育と言われるその教育思想を、学校ごとに取り入れて教育が行われています。

「子どもたちをあるがままに伸ばすこと、もともと持っている種を花を咲かせ、魅力的な大人になるように」ということを理念に指導をしている私たちも、独自な教育メソッドで子どもたちを伸ばしているという視点ではオルタナティブであり、その思想に共感をもって今回のオランダ小学校訪問の旅を決めました。

最初に訪れたのは、ダルトン教育の小学校。子どもたちは、それぞれ日の課題、週の課題など一人ひとり個別の課題をもらい、先生との契約に基づいて、責任を持って学習を進めます。(↑group1,2=4〜6歳児クラス)

円をつくり、みんなで話をしたり歌ったりする時間が毎朝あります。

話したいことがある場合は、指をいっぽん立てます。どの子も話したいことがあり、さされたら話してもいいのですが、誰かがが話しているときは、先生も、ほかの子も、相手の話を尊重して聞くことが当然である、という姿勢が貫かれます。つい話してしまう場合はもちろん「しー」と言われます。笑

一日のスケジュールが分かるように、絵で示されて掲示されています。洗濯ピンが、今の時間を指しています。

月曜から金曜までの色が決まっています。他にも今日の天気や曜日、カレンダーなど、教育的に意味のあることが、どの子にも一目でわかりやすく表示されることが徹底されていました。半円は午前中で終わり、という意味だと、デザインでわかります。

続いて簡単な数の加減について、子どもたち自身が身体を使って考える時間も。輪になって学ぶ時間が終わると、各人の計画のためのボードを先生と確認します。

名前と、その週のTODOが書かれたところに、やる日の曜日と同じ色のピンをつけていきます。

 

絵のカードの中から、やることを選んでいく子どもたち。

自分がやるテーマのグループごとに、いくつかの場所に分かれて開始。

教室のどこに何があるのか、子どもたちが分かっているので、決めたら自分で道具をとりに行きます。

同じものをやる子ども同士が一緒に。「協力してやってよい」という意味を指すカードも存在していて、「教えあったり、協力し合うこと」を重要視していることがわかります。

 

 

先生はそれぞれの子どもたちをまわり、「こうするとこんな風にもできるわね」「それはいくつ作ったの?」など適切な言葉かけをします。教える、というよりも導くというスタンスですが、見ていると確固たる教育的意義のある声かけがなされています。そして、すべてポジティブな言葉でした。

この日この学校に転校してきた子↑には、やり方を一から説明してあげています。

 

積み木スペース

レゴ

粘土 その奥でままごとのスペース

彼女は、文字のプリントをやっていいよ、と手渡され、自分でやってできたら先生に持ってきました。「彼女は次を飛び級する予定です」と先生が説明。オランダでは、個々の子供が独自のスピードで学べるようにという考えに基づいているので、小学校で飛び級も落第もあります。しかしそれは子供にとって最も相応しい方法で、という意志が貫かれており、子どもたちもジャッジや評価という捉え方というよりも、それぞれみんな違っているのが当たり前だ、当然のこととして自分自身の今を受け止めているようでした。これは、様々な文化や背景を持った家族と社会の中で生きている、彼らの現在をそのまま表しているように思いました。

隣の小さな教室では、

2-4歳児の子どもたちが、先生と一緒に球根を植えるという体験をしているところでした。

この年齢のクラスは、この学校では新しく2年前にできたばかりだそうです。オランダの義務教育は5歳から16歳までの12年間。初等教育は12歳までの8年間(4歳から入学可)。初等教育課程の卒業年次には、全員が「CITOテスト」と呼ばれる全国テストを受けることが義務付けられています。

休み時間。先生たちも校長先生も一緒に外に出て、子どもたちを見ながら話をします。

group3,4(6-8歳)のクラスにも午前中訪れました。

算数の時間でした。最初に身体をつかったり、黒板をつかったりしてみんなで学んだあと、やるべき課題の進度がそれぞれ違うので、このクラスでは3つのグループに分かれて自分で取組みます。やるべきことがいつも自分の進度に沿って目の前にあり、終わればやれることがあって、’待たなくてはいけない’というようなことがないこと、’みんなと一緒に’を強要されないことは、特にスピードが速く進む子にとっては、ストレスが少なく、しあわせなはずです。

先生にとって、いつもそれぞれの子どもたちにとって、もっとも適切な課題をいつも用意していることは、とっても重要なことなのですが、それが仕組みとしてなされていることがよいなと感じました。

先生と一緒に新しい事項を学ぶ時間も、進度によって違うグループごとに行っていました。子どもたちは常に自分の課題があるので、誰かと比べたりという様子は見られず、自分と向き合えていることがわかります。先生も「あの子はまだ助けがたくさん必要な子です」と等と説明してくれますが、そこに他意はありません。

その後、課題の終わった子から、ゲームをはじめます。数字がテーマになったカードゲームがたくさん用意されていて、それを子どもたちが選んでやっていいことになっています。突然部屋に6年生が表れたかと思うと、○○のゲーム使ってもいい?と聞きに来る場面も。どの学年の子も関係なく、日常的にそれらのゲームを課題が終わった子からやる様子が見られました。

ペーパー上で考える問題と同じような学習課題も、ゲームの中で人といっしょにやることで前頭前野が刺激されるのでしょう。どの子もご褒美ととらえて嬉しそうに取り組んでいました。

やはり同じように、ひとりひとりのスケジュール表があります。ボードではなく、ひとりひとりの達成表が一枚の紙になっています。

終わったら色を塗っていき、一目で何をすべきか、何を終えたのか、本人も先生も保護者にもわかるようになっています。

窓には子どもたちの作った作品が。

そしてgroup7,8(5,6年生)のクラスへ。この日は午後の授業で、宇宙の惑星について学ぶというテーマでした。校長先生曰く、「午前中は主に算数や国語のインプット、午後はみんなで協力して調べたりする学習を中心にしています。午後はみんな疲れますしね」とのこと。

惑星の名前を順にあげていく課題が出され、子どもたちは自分がさされてひとつ答えると、次に発表する人を選んでいきます。

時事問題を扱った子ども向けのニュース番組「こどもニュース」をみんなで見る時間もありました。この日の内容はロンドンでの事件など、ほとんど大人向けと同じトピック。ちなみに隣のクラス(3,4年生)では、「砂糖は体にとって悪いのかどうか」をテーマに調べ活動をしていました。実社会で起きていること、実生活で起こることすべてを通して学ばせる、という意識が高いのだなと感じました。

またこのクラスでは、毎日違う子が自分のプレゼンしたい内容を、映像などにまとめて発表する時間もありました。どの学年でも、’自分の意見や考えを伝える’ということが頻繁に活発に行われています。「これだけ宗教や文化の違う人間が集まっていますからね」と校長先生。’他者を知ろうとする、あるがままにとらえること’への姿勢が当たり前にあることは、きっとこれから先の人生の様々な場面で、選択肢を狭めず、より豊かに生きることにつながるはずです。

突然、6年生の数人が時間になると抜けて、どこかへ消えました。見ていると4,5歳児クラスの食事タイムへ合流しにいくようです。これも持ち回りのようで、名前が呼ばれると少し嬉しそうにちびっこたちの中に入っていき、面倒を見ながら自分のランチをたべていました。日常の様々な場面でも、下の子たちの面倒をみる(ちょっかいを出す?)ことが当たり前で誇りであるという気持ちが、大きい子たちには見られました。

高学年の子どもたちは、教室に来た私にたくさん質問をしたいと言い、折り紙を教えてくださいというので、切り紙を教えてあげました。

基本を伝えると、たちまち自分なりに試行錯誤して、どんどん作っていく彼ら。

惑星の絵を描く課題の紙の中にも貼り、

これは「プラネットジャパン」だよ。と、新しい惑星を考案してくれる子も。笑

宇宙と惑星にちなんで「ストロー宇宙船」を作ってあげたら、先生もみんなも大喜び。しばらく飛ばしあいに。

興味深かったのは、折り紙を見せるとすぐに、自分たちでインターネットで折り紙の折り方について調べ出し、プリントアウトした折り方を見ながら作った作品を、その場で作って見せに来てくれる子が多くいたこと。担任の先生曰く、「調べてもいいという許可だけは出したわ」とのこと。今学んでいることと結びつけて考えたり、もっと調べたいと思ったことはすぐに行動に移すことが当たり前になっているのだろうな、と感じました。

この空間↑は、学校の真ん中に存在していて、課題が早く終わった子がこのスペースに出てきて、調べ物やゲームをしてもいい場所。月曜の朝には全校生徒がホールに集まり、イースターについての話と3,4年生による短い劇の発表なども行われました。

続く。(ブログでは載せきれない報告は、場を改めて報告会を開催予定です)

▶オランダ小学校レポート◆4-5歳児クラスMore子どもたちと創作編 南部の小学校訪問編

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おやこ保育園へ。

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先日、こどもみらい探求社の「おやこ保育園」にお邪魔させていただいてきました。小笠原舞さん&小竹めぐみさんの著書「いい親よりも大切なこと」でご存知な方も多いかもしれません。0〜2歳児とその親が、いっしょに学ぶ保育園です。

「保育園の表現者たち展」や、昨年の沖縄での創作指導など、彼らと創作現場で触れ合う機会があるごとに、「なんて興味深いのだろう。3歳児以下の子どもたちの生態をもっと肌感覚で知りたい」という気持ちが強くなっていきました。

訪れた日は、全8回の講座の、最終回。なんと次回が卒園式、というタイミングでした。みなさん和やかムード。お母さんたちがリラックスしていることが伝わってきます。子どもの体調などで来ること自体が大変でも、「ここにたどり来たいと思って」と話されるお母さんもいて、ここがそういう場所であるのだと感じました。

「朝のあつまり」のあとは、「こどもが主役の時間」へ。今回のテーマは、「┐屬鵑」

文化というものに触れたり考えたりすることについて話を大人は聞きながら、子どもたちはテーマに沿った素材を手にしています。

気になったものに

じゆうに触れています。

 

どのお母さんも、コミュニケーションをとりながら、その場にいる子たちみんなを見守ります。

お手玉を何かに見立てて、並べては戸を開け閉めして確かめて…探求。

やりたいことをやりたいように見守ってもらえる空間。

否定しない、命令しない、気持ちに共感する、というおやこ保育園での指針が根底に流れていることで、穏やかな空気が流れているのだと感じました。

ランチの後は、「おとなが主役」時間が設けられています。

今回は「叱る」ということをテーマに話し合いが設けられていましたが、一方通行の講義ではなく、自分自身の内面を見つめる機会がとても多い。それを言語化して表現すること自体が、とっても大切にされているのだ、ここでは親も保育士も同じ目線で、子どもたちと自分のために、お母さん自身が自己表現できる場なのだな、と感じました。

関係なく子どもたちはお母さんに突進します。笑

子どもたちは探求の続き。「おやこパートナー」さんたちがいるからこそ、お母さんたちも安心して大人の時間に参加しているのだなと感じました。

↑どんなものでもおもちゃになる

子どもたちのコミュニティ。

子どもも親も、一個の人間として尊重されている。そのことが「みんながここに安心していてもいい」という、自己肯定の空間となっているように感じました。

快く参加させてくださった代表の小笠原さん&小竹さん、担任のなっちゃんさん、現場の「おやこパートナー」のみなさま、引き合わせてくれた花まる社員のしおりちゃん、本当にありがとうございました。

現場は違えども、子どもたちの未来をみつめる同志として、今回感じて考えたこと全てを、子ども達の未来に活かしていきたいと思います。

 

今回の旅(?)はまだはじまりです。

3月にはオランダの小学校へ。この話の続きは、またここで。

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▶Rinせんせいの創作クラス:Atelier for KIDS

花まる学習会公式サイト

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「保育園の表現者たち」展2017↑(3/19,20)@シンフォニア保育園(今年は園で開催されます)

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